新春のごあいさつ

旧暦の春節にご報告申し上げようと準備してまいりました。

すっかりご無沙汰をいたしまして失礼させていただきました。

新春のごあいさつ方々、ご報告させていただきます。

震災から4年目のクリスマスをご一緒いただきまことにありがとうございました。

クリスマスからもう2か月が経ちます。

この活動は1年に1回、ですが、そのインパクト、学びがとってもこの小坊主には大きく、4回目となるこのたびも、じっくり、とことん見つめなおさせていただきました。

NHKで、阪神淡路大震災のその後を追っていて復興住宅に入られている独居老人の孤独死が続いていることを知りました。

ショックでした。

あれから20年経っても、震災の悲劇は止んでいなかった。

当時10歳前後だった少年少女たちが今、所帯をもったおとなになっていました。

進むべき道が見えず、大学を中退するひとがいたり、社会貢献の道を探し続けている姿もありました。

今、この世の中にはそのビジョンを描けるものがないのかもしれません。

存在意義を考えました。

ほんとうに求められているんだろうか。

ほんとうに世の中のためになっているんだろうか。

マザーテレサがいったように、人は大河の一滴に過ぎないんだろうか。

大河になるのに一体、何滴が必要なんだろうか。

だけど映画ペイフォワードの少年がいったように

「この世界は思ったほどクソじゃない」

とも思えています。

それは、ご一緒くださるみなさんがおられるからです。

しかし考えます。

行動力しかとりえのないこの小坊主が行動をとめて世の中を見渡し直し、脳みそをぐつぐつさせます。

最高ってなに?

世の中に最高に貢献したひとって誰?

最高の教えってなに?

吉田松陰先生?

松下幸之助先生?

スティーブジョブズ?

お釈迦様?

キリスト?

マザーテレサ?

結論、答えは外にありませんでした。

またこの辺はおって、お話しさせてください。

以下に触れていますが「志縁塾」というのを始める事にしました。

折に触れてお伝えしていきたいと思います。

もしこのイメージとおりになればほんとうの意味での平和は来ます。

3月にスタートします。

ほんとうの平和にいたる方程式を解明中です!

ボランティア精神 +  ビジネススキル + ほんとうの学び + 体験 + 心友のような。。

あらかじめお伝えしておきますが、志縁塾は100%ボランティアではありません。

ビジネスであり、ボランティアであり、遊びであり、学びであり、、、ボランティア(社会貢献)を追及したら志縁塾になりました。

2014年のクリスマスの様子はホームページにまとめさせていただきましたので、ぜひそちらをご覧いただけましたら幸いです。

さて、早速ですが以下、2011年から4年間の実績をまとめさせていただきました。

(ホームページ2014クリスマスのご報告最下部からの引用です)

<贈り先について>

 ★届けた先の総戸数は約4200件の内、2014年は62人

→2011年当初に比べ97%減り3%に絞られた。 

★贈られたプレゼントの総数は約7200個の内、2014年は96個

→2011年当初に比べ96%減り4%に絞られた。 

★ひとりにクリスマスを贈るために2014年時点、6700円+プレゼント費用がかかっている

→2011年当初に比べ18倍になっている。 

2011年当初、ローラー作戦でたくさんのひとに一定的にプレゼントを贈らせていただきました。

(特に仮説住宅地においてクリスマスの演出、ひとり寂しいひとなどが多数だった)

2年目以降、手紙に書かれた願いにそったプレゼントを贈るようにした結果贈る対象は絞られ、贈られるプレゼントはひとりひとり個別に贈られるようになり高いコストがかかる一方、子どもやご家庭の喜びは大きくなりました。

※2011年は、当団体について一切知らせず行ったため「つながり」は得られませんでした。

※2012年以降は、手紙をやりとりしたご家庭全体の約40%と関係を維持しています。

→残りの60%は、観光客や被災地にいてほぼ被害のなかったご家庭だった(と思われる)。

(被災各地で行われたお祭りで「サンタへの手紙」を書いてもらった)

(いくつかの親御さまから「被災者でない」旨をお申し出いただいた)

震災遺児は1700人を超えており、特に経済的、精神的苦境に陥る可能性の高いひとり親、養育者家庭(と明確にわかっているご家庭)に接触したのは5件でした。

厚生労働省のデータでは平成23年度段階のため、ひとり親・養育者家庭に対する震災の影響は明確になっていません。

それまでのデータでは、特に母子家庭において厳しく、平均年収は210万円ほどで、月平均17万5千円、社会保険を差っ引けば手取り14万円ほど。

家賃5万、光熱費1万5千、食費4万、保育園費用、給食費用などの育児にかかるお金を引いたらほとんど手元に残らない、むしろ赤字の可能性が高いと思われます。

平成23年段階でさえ、相談相手が欲しいのは半数以上でした。

さらに被災後の平成27年現在、特に女性は仕事がみつからない可能性も高く、生活保護はあらゆる理由をつけて断られる可能性が高いため実態は闇の中、見えてきません。

たとえば高校生の子どもがいると、バイトをさせれば良いと言われたり、水商売をしたらどうですかなど言われることがあるそうです・・・

大変、危険な状態にあると危惧しています。

Voiceは、2015年以降の活動は特にここに注力していく「志縁塾」をスタートします。

2015年の3月6日を募集締め切り日として、当ホームページのトップに追って告知させていただきます。

ひとまずは概要のみ下記いたします。

★志縁塾とは

クリスマスだけの一過性の活動にとどまらず、

ボランティアと被災者という関係にとどまらず

志(こころざし)をともにできる心友とであう

「志縁(しえん=こころざしのつながり」を得て

思いやりに満ちた世界(理想)にむかって

手を取りあい、助けあい、分かちあいという「体験」を

共に創る「共創」

共に学び高めあう「共育」

成果をシェアし、さらなる心友を得ていく「共縁」

この3つをコンセプトに心技体を磨き上げる塾です。

<心技体>

心・・・精神的な健康状態

 (低次欲求→学習→体験→知恵→高次欲求といった心のサイクル)

技・・・社会的な健康状態

 (所有、所属、地位、貢献といった社会的欲求レベルのサイクル)

体・・・身体的な健康状態

 (プレゼンスのコントロールをする真善美のサイクル)

2015年3月より志縁塾塾生が「チャレンジメンター」となる「チャレンジ明太子プロジェクト」をスタートします。

★「チャレンジ明太子プロジェクト」とは

「挑戦する(チャレンジ)」「明るく太陽のような(明太)」「子」にあらゆるチャンスを提供するチャレメン(チャレンジ(挑戦を)メンター(助言するひと))と子どもにとっての明るい太陽であるお母さん(養育者)と子どもを支えていくプロジェクトです。

「チャレンジ明太子プロジェクト」が実現することは以下の3つです。

①子どもの可能性をひらくあらゆるチャンスを創りサポートをさせていただきます。

②育児をしながらでもできる副業・内職など収入アップをサポートさせていただきます。

③それぞれに応じたコミュニティ(ご近所付き合い)を活性化し相乗効果を発揮するサポートをさせていただきます。

★チャレンジメンターとは

Voiceとご家庭と志をともにし、「チャレンジ明太子プロジェクト」を担っていただきます。

ひとは誰もが、生きている限り、様々なハードルを乗り越えてきています。

自分にとっては、あたりまえのようなことでも、そのあたりまえというハードルを超えていない子どもたちにとっては、どうしたらいいのかわからずに悩んでしまいます。

もし親御さんやその周囲のひとたち、が子どもの悩みや不安を乗り越えた経験がなかったとしたらうまく導くことができないかもしれません。

そもそも、その悩みにさえ気づくことができないかもしれません。

チャレンジメンターは、そのような悩みの状態におかれたご家庭にヒントや乗り越える方法を教え導いていく存在です。

<サンタさんについて>

★プレゼントを贈ってくれたサンタさんのべ112人の内、2014年は18人

→2011年当初に比べ10%減り90%残った。 

★寄付によって、参加してくれたサンタさんのべ162人の内、2014年は21人

→2011年当初に比べ69%減り31%残った。 

★募金によって、参加してくれたサンタさんのべ73件の内、2014年は0件

※募金設置は2012年のみに行ったため 

★現地に参加してくれたサンタさんのべ114人の内、2014年は5人

→2011年当初に比べ87%減り13%残った。 

※ご賛同いただき具体的にご参加されたサンタさんは461人の内、2014年は44人

→2011年当初に比べ64%減り26%残った。 

プレゼントを贈ってくださるサンタさんの人数に変動が少ないのは注目するポイントです。

しかしご寄付・現地での参加は大幅に少なくなりました。

ボランティアや東日本大震災への意識の低下は顕著と言わざるを得ません。

活動の宣伝活動はほとんどできていませんでした。

マンパワー、ノウハウ、資金の不足を補うことができていませんでした。

しかし活動を継続させていただくことができたのは、今もご賛同いただけるサンタさんがいたからに他なりません。

この4年間で得られた最高の財産は、今もご賛同いただいているサンタさんたちに他なりません。

今後、志縁塾をスタートし、許されるすべての時間とお金をこの活動に注ぐ決意をすることができました。

心からお礼をお伝えしたいと思います。

まことにありがとうございます。

<会計について>

★寄付・募金総額263万1930円の内、2014年は21万5700円

→2011年当初に比べ73%減り27%残った。 

★活動費304万9736円の内、2014年は25万1444円

→2011年当初に比べ67%減り33%に圧縮した。 

★維持費87万5645円の内、2014年は16万3639円

→2012年当初に比べ62%減り38%に圧縮した。 

★累計収支はマイナス135万3451円の内、2014年はマイナス19万9383円 

活動対象を絞り込んだ結果、全体のボリュームは総じて縮小しました。

募集する活動費目標も応じて縮小し、寄付も縮小しました。

参加するサンタさんが多ければ多いほど比例して寄付は集まり、逆に参加するサンタさんが少なければ少ないほど寄付は比例して少なくなっています。

2014年時点、サンタさんひとりあたりの平均寄付貢献額は5,016円でした。

1年あたり45万円の支出があるので、必要なサンタさんは90人となります。

2014年は43人ですから、ちょうど倍のサンタさんが活動を維持するのに最低限必要ということになります。

2015年は、震災後にサンタの活動を通じていただいた学びと、これまで学ばせていただいてきた、企業・人材成長のビジネススキルと、そして何よりも最高の財産であるお支えいただいたサンタの皆様と、全世界のひとが思いやりに満ち、手を取り合って、助け合い、分かち合う世の中へと誘うのだという志でつながらせていただく「志縁」となっていきたいと心から願っています。

※支え援けるという支援でなく、志でつながるという志縁へ

競い争うのでなく、共に創り、協力して奏でる共創、協奏という体験を通じ、教え育てるという一方向でなく、共に学び、共に育つという共育によって相乗効果を発揮し、そして、みなさんが体現された中で確かに息づく志をつないでいただく一助にこのVoiceという活動がなっていたなら、最高の喜びです。

旧暦でいう春節の2月19日は新月です。

太古の昔からひとは、自然とともに自然を敬い生きてきました。

文明社会では忘れられがちな、見過ごしがちな、あたたかく厳しく受け入れてくださる母なる大地。

ひかり、温かなる恩恵を教えてくださる太陽。

暗闇、寂しさの中に、深淵な光りがあることを気づかせてくださる夜空の星々にもすべての祈りと感謝をお伝えして。

みなさまにおかれましても、天地自然の恵みがありますように。

簡単ではございますが新春のごあいさつとさせていただきます。